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2007年12月18日 (火)

132)◆「ナンバ」の真相は?

古武術を身近な生活の中に生かした人「甲野善紀」。

参考:当ブログのリンク、「たまに見たくなる」にあります。

(著者:甲野善紀 田中聡 書名:「身体から革命を起こす」)

この本の表紙は、お二人の共著になっているが100%田中さんの手による。

巻末の対談:養老孟司と甲野善紀(これがまたいい)と、あとがきは甲野さんの、ものだ。

田中聡さんは、甲野さんに興味を持ち、講義や稽古会で学んだ。

甲野さんは・・・「古武術の身体術を再現しようと研究しながらアドリブで開拓し再現し・・・生活に生かし、広めている」

(介護の力学的な面でも広める・・・。もう一つは短距離走者、末續慎吾選手のナンバ走り風・・・。もう一つは野球のスランプ打破での桑田選手・・・)

田中さんは、甲野さんが見つけた、からだの合理的な術を自分(田中さんの)フイルターに通して書いてくれていて、大変分かりやすい。

まさに田中さんは「拳の三訓」の守・破・離 の破と離の中間に位置しているようだ。

甲野さんは古武術を探り独特の解剖力で、「ナンバ」走り、ナンバ歩き等の細部をあぶりだそうとして、24時間も頭と身体で考えているな~と思わせる程の、バイタリテーを見せている。

甲野さんは、現在のナンバブームが定着の後に・・・

・・・「昔、皆、日常ではあのような歩きではなかった様だ」

「でも今、話しても・・・云々」、そんな事もにも触れている。

以前、野球の王選手がスランプに陥り、解決策に片足打法を編み出したきっかけが合気道の「気の研究会」の創始者:藤平光一氏だ。

(自分も一年半くらいそこの会で「気」を学んだ)

巻末の甲野、養老の対談は少林寺拳法の技術の習得には手助けになる対談だ!!。

分野、分野の達人はどこかが違う。

「脱、日常の連続」・・・そんな身体の使いかたを探り出す・・・能力が凄い。

そこで本題です。柔法にヒント。

対談から・・・
甲野さん:「竹刀をパンと打ち合ったとき、威力が出る動きは、二つの力の合成で成り立たせている。片方は竹刀の落ちる方向の成分。それに回転していく成分をあわせる。ところがそれを混ぜないで、別々にとっておいたほうが、いいんです」

トイレの洗剤を例に、「混ぜると危険!ってあるじゃないですか?。激しく反応するとか、いろいろ危ない。だから、なるべく別々の成分をそのまま取っておいて、その場で混ぜあわせるようにすると、そこで威力が出るんです。普通は、それはやり難いから、混ぜておいてやる。でも、混ぜて置けるものって威力がないんです。激しく反応しないから。」

養老さん:「身体の動きだけじゃなくて、考えも同じですね。そういう混ぜるやつ、僕は、考えを丸めるって言うんだけど・・・」 

少林寺拳法の技法、柔法の「掛け手」と「捌き手」の使い方の威力を上手く、上手く話していました。

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トミー拳 ヨリ  (拳のつぶやき) 千葉松尾道院

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コメント

kenpouitidaiさんへ

師の遺産(技と法)を純のまま継承するエネルギーに、ただ感服です。
恩恵を受けている拳士も多いと思います。

話は変わりますが、自分がペン習字を習い始めた頃、師の一本の線の見事さに、何百回も練習しましたが満足のいく線が引けませんでした。

師曰く、「1cmの横線の中に様々な線引きの早さが存在し、風格ある線が生まれるのだヨ」

そこで、あの「紅卍拳」を真似ようとしていて、ペン習字の線を思い出しました。

ペンの師に「自分は、何百回線を引いても先生と同じ線になりません」

師が言われた「ペン習字はね、性格を変えないといい線、いい字は書けないよ!」

生意気にも、自分はこの先生本物だな・・・と心から思いました。かれこれ30年前の話です。

あの「紅卍拳」・・・ペンで引く一本の線と似ていると思いました。

投稿: トミー拳 ヨリ kenpouitidai さんへ | 2007年12月20日 (木) 08:38

私のブログのコメント欄にも書きましたが、見ておられない場合もあるかと思い、ここに再度、書かせて頂きますが自分でも読み直して更に自分自身を顧みてトミー拳さんには無礼ではなかったかと反省をしております。

私より遥かに大先輩であるにも関わらず未熟者が何やら偉そうな事を申したようで誠に失礼を致しました。

他意はない事だけは察して頂ければと思います。

投稿: kenpouitidai | 2007年12月19日 (水) 23:04

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